条例、規則、要綱の役割
2023/10/23
自治体の条例は、その地域における事務及びその他の事務で法律又はこれに基づく政令により処理することとされるものについて(地方自治法2条2項)、自治体の議会の議決を経て制定する例規文書のことを指します。自治体の例規文書には、条例のほかに規則や要綱などもあります。今回はそれぞれの役割、効果や違いを改めて整理してみましょう。
1: シナプス
- 2023/11/05 18:17:33 自治体には、条例や規則、訓令、要綱などの規程がありますが、そのうち地方自治法などの法律に根拠があるのは条例と規則で、訓令や要綱などについては法律に根拠はありませんよね。何を意味するのでしょうか。
2: シナプス
- 2023/11/27 08:14:04 それは条例や規則等は、住民の権利や義務に影響を与える可能性がありますが、要綱にはそのような影響がないことを意味しています。自治体内での行政執行の方法にかかわる事項で、住民の権利・義務とは関係のない事項については、地方自治法に明確な根拠がなくても、自治体の首長や委員会などが、それに基づいて当然にルールをつくることができると考えられるからです。
今月のまとめ
2023/12/25
次回のテーマは、「自治体におけるAI活用の拡がり」を取り上げます。