動物愛護政策
2022/9/12
動物は、昔から人々の生活や心を豊かにしてくれる身近で大切な存在です。法律では、人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とした「動物の愛護及び管理に関する法律」が定められています。自治体においても様々な社会課題を背景に動物への餌やり禁止、ペット霊園の規制に関する条例などが制定されています。9月は「動物愛護週間」(2022年9月20日~9月26日)です。今回は「動物愛護」について現状の課題や自治体の政策をみてまいりましょう。
1: シナプス
- 2022/10/02 16:45:05 動物愛護管理法は、動物の命を大切にし、みだりに動物を虐待することのないようにするだけでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう定められたものです。
2: シナプス
- 2022/10/02 16:54:42 令和元年の改正では、愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者やえさや水を与えずに衰弱させるなどの虐待を行った者等への罰則が強化されています。
3: シナプス
- 2022/10/02 16:56:06 また動物の給餌等により、騒音や悪臭の発生、動物の毛の飛散、多数の昆虫の発生等により周辺の生活環境が損なわれているときは、都道府県知事はその事態を生じさせている者に対し、指導・助言、勧告、命令をすることができるとされ、命令に違反した者は、50万円以下の罰金に処するとしています。(環境省HP 「動物の愛護と適切な管理」)
4: jichiemon
- 2022/10/02 17:07:05 「動物愛護」に関する自治体の条例も増えているのでしょうか。
7: シナプス
- 2022/10/02 17:17:39 都道府県をはじめ、いくつかの自治体で地域の事情を背景に動物愛護条例が制定されています。人と動物の共生のための条例や希少野生生物保護を目的とした条例などのほか、猿やいのししなどの野生動物や、都市部でもみられるカラスやハト、飼い猫以外の猫などへの餌やり禁止の条例などがあります。((一財)地方自治研究機構HP(法制執務支援)「猫に関する条例と動物への餌やり禁止に関する条例」)
今月のまとめ
2022/10/15
全国各地で動物がかかわる環境問題が生じてます。ただその事象の多くは人間の活動に起因するものとされています。動物と人との共生を実現するために、まず人間側が動物を大切にする心や動物の命を尊重する気持ちを持つことも大切ですね。次回は、自治体の移住等促進政策をとりあげます。